第64代_圓融天皇_後村上陵 - 陵墓スタンプラリーの旅

生　　没	959年4月12日-991年3月1
在　　位	969年9月27日- 984年9月24日
御　　父	第62代村上天皇（第五皇子）
御　　母	右大臣藤原師輔の娘・中宮安子
諱	守平（もりひら）
エピソード	藤原氏の権勢が確立しつつあった時期に11才で即位し、在位中には、関白・藤原兼通や兼家が出世を競い合うように政治を牛耳っていた。退位し、上皇になってからは花山・一条両朝の政治に口を挟み、上皇としての政治的権限を保持した。

和歌を愛好し、『拾遺集』以下の勅撰集に24首入集。また、歌集『円融院御集』が知られる。

「月かげの初秋風とふけゆけば心づくしに物をこそ思へ」（新古今381）
夜が更け、初秋の風が吹きつのると共に月の光が一層明るくなってゆくと、心魂が尽きるほどに物思いをするのだ。

「堀川の中宮かくれ給ひて、わざのことはてて、あしたによませ給ひける
思ひかねながめしかども鳥辺山はてはけぶりもみえずなりにき」（詞花395）
恋慕の情を抑えかね、鳥辺山(とりべやま)の方を眺めたけれども、とうとう煙も見えなくなってしまったのだ。

アクセス情報。
JRバス・市バス｢福王子｣下車し徒歩3分。京福北野線「宇多野」駅からも徒歩7分程度。

入口は住宅街に挟まれたところにあり、細い道を通って拝礼所へ向かう。福王子交差点から、交番と神社の間の道を北に向かえば、迷わずにたどり着ける。
奥まったところにあるので、静かな環境と言える。

第58代天皇・光孝天皇の女御の班子（はんし）皇后が祀られている。班子皇后が第59代宇多天皇などたくさんのお子さんをお産みになったから、近隣の旧村の産土神として崇められ、「福王子」の名前で呼ばれるようになったといわれています。仁和寺の鎮守でもあります。