陵墓スタンプラリーの旅

歴代天皇の陵墓の参拝記録です。現在過去の参拝記録を元に日々更新中。

第62代_村上天皇_村上陵




天皇基礎情報

生  没 926年7月14日-967年7月5日
在  位 946年5月23日-967年7月5日
御  父 第60代醍醐天皇天皇(第十四皇子)
御  母 藤原基経の娘穏子
諱    成明(なりあきら)
エピソード 即位当初は藤原忠平が関白を務めたが、忠平が死去するとそれ以後は摂関を置かず、延喜時代とともに親政の典範とされた。国司の功績や官人の勤務成績を厳格に評価したり、平将門藤原純友の起こした承平天慶の乱(935–940年)で逼迫した朝廷の財政の健全化を目的に倹約に努めた。後醍醐天皇とともに、延喜・天暦の治と聖代視された。

和歌

和歌や訓釈とともに、『古今和歌集』に続く勅撰和歌集後撰和歌集』の選進が開始され、歌合わせも盛んに催された。漢詩に優れ、琴・笙・琵琶など音楽も堪能。歌集『村上天皇御集』、日記『村上天皇宸記』、天皇の選とされる『清涼記』逸文などが残される。平安文化を開花させた天皇といえる。

広幡(ひろはた)の御息所(みやすどころ)につかはしける
「逢ふことは はつかにみえし 月影の おぼろけにやは あはれとも思ふ」(新古1256)
あなたに逢ったことと言えば、二十日の月のようにほのかに見ただけだが、あんなぼんやりした月影のようにあなたのことを思っているだろうか、いや常ならず愛しく思っているのだ。

アクセス


JRバス・市バス「福王子」下車 北へ徒歩10分強。京福北野線「宇多野」駅からも徒歩15分程度。途中からは急な上り階段を登る。
ナビでは、西寿寺からのルートが示されるなど、正しく辿り着けないため、宮内庁の地図を参考にした方がよい。

周辺の環境





妙光寺横の細い道を奥へ進み、上り階段を登った山の上にある。
道は舗装されているが、かなり高いところまで登る。



山の上の景色のよい所にある天皇陵。

陵墓基礎情報

所在地 京都府京都市右京区鳴滝宇多野谷
拝観時間 常時拝観可能
タイプ 山の上眺望タイプ
陵形 円丘
陵印保管場所 桃山陵墓監区事務所

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