陵墓スタンプラリーの旅

歴代天皇の陵墓の参拝記録です。現在過去の参拝記録を元に日々更新中。

第77代_後白河天皇_法住寺陵




※訪問日が土曜日だったため、門の外からの画像です。

天皇基礎情報

生  没 1127年10月18日-1192年4月26日
在  位 1155年8月23日-1158年9月5日
御  父 第74代鳥羽天皇(第四皇子)
御  母 藤原璋子
諱    雅仁(まさひと)
エピソード 若い頃から遊び人で皇位につくことは期待されていなかったが、近衛天皇の17歳での崩御で、幼少期の即位が普通の院政期に29才で異例の即位。3年後に譲位するが、保元の乱崇徳上皇との政権争いに勝利。保元の乱では、源義朝平清盛を誕生させ、平治の乱平清盛が我が世の春を謳歌治承・寿永の乱と戦乱で武士階級の権威拡大と源頼朝による武士政権が打ち立てられる。この激動期に京の公家政治の中心にいたのが後白河法王。幾度となく幽閉・院政停止に追い込まれるがそのたびに復権を果たし、66歳で生涯を終えた。

和歌

和歌は不得手だったが、今様を愛好して『梁塵秘抄』を撰するなど文化的にも足跡を残した。
「露の命 きえなましかば かくばかりふる 白雪をながめましやは」(新古今和歌集
夜のうちに露のようにはかないこの命が消えてしまったなら、今朝このように美しく降る雪を眺めることができただろうか。

アクセス


市バス「博物館・三十三間堂前」又は「東山七条」下車。「京阪七条」駅からも徒歩9分程度。三十三間堂の東側。
GoogleMAPだと入口が分かりづらいですが、三十三間堂ハイアットリージェンシーの間の道を入り、法住寺入口の横に天皇陵への入口の門があります。

周辺の環境


三十三間堂の隣り、京都国立博物館の向かいにありますが、観光客はそこしか立ち寄らないので、殺伐とした閑散感があるエリアです。
レンタサイクルで広いエリアをまわるときに立ち寄ると良いでしょう。

陵墓基礎情報

所在地 京都府京都市東山区三十三間堂廻り町
拝観時間 平日9時00分~16時のみ。それ以外は門が閉まっている。
タイプ 住宅街出現タイプ
陵形 方形堂
陵印保管場所 月輪陵墓監区事務所

周辺スポット

併せて参拝がおすすめの天皇

  • 月輪陵

観光スポット

法住寺

後白河法皇が院の御所として創建した法住寺殿跡で、陵墓のある法華堂をお守りしてきた。
ご本尊「身代り不動明王像」は、歴史的には住寺合戦で木曽の義仲が院の御所に攻め入ったとき、後白河法皇があやうく命を落とされるところを当時の天台座主の明雲大僧正が敵の矢に倒れ、難をのがれることができたとされる。また、赤穂浪士大石良雄翁が山科に隠棲中、山科街道を通って遊郭へ通う道すがらこの身代りのお不動さまに祈願し大願成就されたことでも知られる。
hojyuji.jp

三十三間堂

おなじみの三十三間堂ですが、一千一体の十一面千手観音像を安置するお堂は、後白河上皇法住寺殿内の御堂だったのです。
www.sanjusangendo.jp

京都国立博物館

数多く国宝を所蔵しています。
https://www.kyohaku.go.jp/jp/