天皇陵のタイプ
天皇陵は、時代によってまったくサイズや作りが異なります。正確には、前方後円墳とか円墳とかあるのでしょうが、もう少しざっくり雰囲気で分けて整理しています。
①お堀付き古墳タイプ
仁徳天皇陵(大山古墳)に代表される、いわゆる古代大王の古墳です。
多くは、お堀の手間に遥拝所がありますが、渡って上陸できる陵墓もあります。
古墳とのちがいは、天皇陵に治定されていると柵で囲われ、宮内庁に管理されているか否か。 天皇陵のとなりに治定されていない古墳があると、まったくk雰囲気が違ったりもします。
②山の上眺望タイプ
明治天皇の伏見桃山陵のように、もともとあった、自然の地形を利用し、眺望の良い場所に造られた陵墓です。
③山の下静寂タイプ
天智天皇陵や、弘文天皇陵のように、住宅街から離れた場所に造られたものです。山の麓だけでなく、平地の森の中の陵墓も、ここに含まれます。
④住宅街出現タイプ
住宅街の中にあるものです。意外な場所に突然現れることがあります。
⑤お寺内お堂タイプ
近衞天皇の安樂壽院南陵のように、お寺の敷地内のお堂があるタイプです。数は少なく珍しいタイプです。
⑥石造塔タイプ