御陵印とは何なのか
「御陵印てなんなの」「御朱印と違うの?」御陵印について、自分の理解していることをお伝えします。
御陵印とは
御陵印は、歴代天皇の御陵に対応して作られているもので、天皇毎に作られているものではありません。
このことから、御陵の参拝の記念スタンプのような物ではないかと推測しています。
あまり重々しく考えず、気軽なスタンプラリー、オリエンテーリングみたいな感覚で受け止めています。
御陵印の歴史
御陵印がいつからあったかは、ざっと調べただけではよく分かりませんでした。
ただ、現在の天皇陵の治定のほとんどは江戸幕府、一部は明治政府によって行われたものなので、地元の人以外が参拝に行くという習慣は、遅くとも江戸時代以降でしょう。
特に、明治時代の尊皇思想が高まる中で、天皇陵がシンボル化し、明治天皇が伏見桃山陵というとてもスケールの大きい陵墓に埋葬されたことから、一般の人も天皇陵を参拝するようになったのだと推測します。
御陵印は以前は天皇陵それぞれに設置されていたそうなので、神社やお寺の御朱印のように、記念印のような形で設置されるようになったのではないかと思っています。
(御朱印がいつ頃からあったのかについても定説はないようですが。。。)